Ukraine Dispatch ウクライナ侵攻開始から1年!悪目立ちするプーチンの無能ぶり!

 本日翻訳して紹介するのはThe New Yorker のFebruary 27, 2023 Issueに掲載のコメントで、タイトルは”A Year of Putin’s Wartime Lies”(プーチンの嘘が始点の侵攻から1年)です。David Remnick による投稿で、プーチンの無能ぶりに焦点が当てています。

 Web上に2月19日に投稿されたコメントです。これを書いたDavid Remnick 氏は、ロシア関連の記事を沢山書いています(中近東とかの記事も沢山書いています)。スニペットは、”Every credible analyst of the invasion of Ukraine has been stunned by the scale of the Russian President’s folly—and his failure extends well beyond the battlefield”(ウクライナ侵攻を分析すると、プーチンの空前絶後の愚かさに驚愕させられます。彼の盛大なやらかしは、征服の失敗だけではないのです。)となっていました。ロシアの侵攻開始から1年ということで、いろんな媒体でさまざまな検証や今後の予測がされているようです。Remnick氏は、プーチンの無能ぶりに焦点を当てたようです。

 私なりに思ったのは、プーチンは回りの政敵等を追い落として権力闘争を制するという点では、非常に有能だったのだと思います。しかし、それ以外の能力は高くないのだと思います。軍を指揮したりする能力は低いようです。何せ、実現不可能な指示を出して、実行できなければあきれかえるだけですから。また、思い通りに権力争いの階段を昇り詰めることができたので、自分が夢想したことが容易に実現できると勘違いしてしまっているのかもしれません。

 多くの人がプーチンは熟考に熟考を重ねてウクライナへの侵攻を決めたと思っているでしょう。しかし、案外、気軽に決めたような気がするのです。ウクライナが手に入ると良いな⇒クリミア奪ったけど、あんま文句言われんかったな⇒奪ってしまったら誰も文句言わんやろな⇒うちの方が軍隊大きいで勝てるな⇒よし!行ったれ!・・・くらいの浅い思考で決めたような気がします。何が問題かと言うと、それをまわりが誰も止めなかったということです。残念ながら、いつの世もトップがアホな決定をすると末端の若い衆にしわ寄せが行きます。プーチンには、任侠映画「仁義なき戦い」を見てもらいたいと思います。金子信雄演じる山守組長を見て、「これワシやん!」と気づいて、行動を改めて欲しいものです。

 では、以下に和訳全文を掲載します。詳細は和訳全文をご覧ください。