本日翻訳し紹介するのはthe New YorkerのWeb版にのみ掲載のコラムで、タイトルは”Can Virtual Reality Fix the Workplace?”(バーチャルリアリティを活用して労働環境を改善することは可能か?)です。米国で12月6日(日本時間12月7日)に投稿されたコラムです。
Cal Newportによるコラムです。サブタイトルは、”The struggle to create a digital alternative to the analog office.”(デジタルテクノロジーを駆使して現実の労働環境をより快適なものに置き換えるための研究が続けられている。)です。氏はSNSとかITに関する記事を沢山書いていますし、著書も沢山出しています。「デジタル・ミニマリスト: 本当に大切なことに集中する」という著書はかなり面白かったです。私はこの本の影響を結構受けていて、すっかりデジタル・ミニマリストの生活をするようになりました。皆様にも読んでもらいたい著書です。
さて、このコラムは、バーチャルリアリティーを活用して仕事の生産性を高める研究について記しています。仕事と言っても工場とかの単純労働に関してではなく、著作とか研究とか1人で没頭して集中するような仕事に関してです。
バーチャルリアリティーというとヘッドセットをしてゲームをするとか旅行の疑似体験をするというイメージがあります。その技術を活用して仕事の生産性を上げると聞くと???と思う方も多いかと思います。どういうことかというと、2つあって、1つは家とかで仕事をすると気が散ってしまうことがありますが、ヘッドセットを着けて集中できる環境を再現するということです。スタバで集中できる人だったらヘッドセットでスタバと同じような状況を再現するということです。もう1つは、ヘッドセットを使って、視野の中に疑似のモニターを出現させるということです。パソコンで作業をしていて、パソコン以外にも拡張機能を使って大きなモニターにも資料等を映し出して作業するようなことってあると思いますが、あれをヘッドセットを使って再現するのです。ヘッドセットを使うので、好きな大きさのモニターを好きな位置にいくつも出現させることが出来ます。これが出来たら便利です。ノートパソコンとヘッドセットを持ち歩くことで、どこでも大きなモニターをいくつも使うのと同じ効果を引き出せます。
ということで、上の説明では伝わりにくいと思うので、是非、以下の和訳全文をお読みください。
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