本日翻訳し紹介するのは The New Yorker の Web 版に 12 月 9 日に投稿された John Cassidy のコラムでタイトルは、” How Long Will the Trump Crypto Boom Last? “(トランプ政権で暗号資産ブームはいつまで続くのか?)となっています。
John Cassidy は、スタッフライターです。著作も多数あります。経済関連の記事をたくさん書いています。スニペットは、”As a pro-crypto Administration prepares to take power and crypto investors cheer, there are some parallels with the dot-com boom of the late nineties.”(暗号資産に賛成する政権が政権移行の準備を整え、暗号資産投資家が歓喜している。1990 年代後半のドットコムブームとの類似点がいくつもある)となっていました。
さて、またまた暗号資産に関するコラムです。暗号資産の価格が軒並み上昇しています。暗号資産の ETF も販売されています(現時点では日本では無い)。大統領選でトランプが勝利した以降だけで見ても、ビットコイン ETF で 45% も上昇したものがあります。凄い盛り上がりを見せている暗号資産ですが、問題はこれがいつまで続くかです。ずっと続くかもしれません。あるいは、バブルのようにまもなく破裂してしまうのかもしれません。
結論から申し上げると、それは誰にもわかりません。根拠の無い熱狂が広まっており、バブルが膨らんでいる最中でいずれ破裂すると警告しているエコノミストが多いようです。では、私のような市中の投資家はどのように向き合えば良いのでしょうか。これも正解はありません。バブルが破裂するまでの上昇に乗っかって、破裂したら傷の浅いうちに逃げれば儲かるかもしれません。ただし、これが言うほど簡単ではないことは誰もがご存じだと思います。それができるのであれば、誰も苦労しません。株でも金でも為替でもそんなことを正確に予想して儲けるなんてことは不可能です。暗号資産でも同じでしょう。
現実的な対応としては、運用している資産のポートフォリオに暗号資産関連を少し入れるのが良いのではないでしょうか。私はやっても10%までです。プロの投資家は四半期、半期、年で運用成績が明確に出るわけですから、暗号資産が盛り上がっていたらそれに少し乗っからないと運用成績が市場の平均を下回ってしまいますのでやらざるを得ないでしょう。しかし、個人投資家はわからないものに手を出さず大怪我は絶対避けるという方針が良いと思います。
話がそれましたが、以下に和訳全文を掲載します。詳細は和訳全文をご覧ください。
- 1
- 2