本日翻訳し紹介するのはThe New Yorker のWeb版にのみ掲載のコラムで、タイトルは”How the U.S. Economy Defied Omicron to Add Nearly Half a Million Jobs”(底堅い米国経済!オミクロン株感染拡大下でも、1月雇用者数は50万人増加!)です。スタッフライターのJohn Cassidyによる投稿です。
スタッフライターのJohn Cassidyによる投稿です。サブタイトルは、”More people worked from home, but employers kept hiring, giving the Biden Administration an unexpected political lift.”(より多くの人がリモートワークをしていたが、引き続き企業の雇用意欲は旺盛であった。バイデン政権にとっては予想外の追い風となった。)です。米国で2月3日に労働省が雇用統計を発表したことを受けて、2月4日(日本時間2月4日)に投稿されたコラムです。
毎月第1金曜日に、前月度の雇用統計が発表されます。しかしながら、あくまで速報値ですので、後に大きく修正されることもあります。また、雇用統計は他の指標と比べると月ごとのバラツキが大きいので、数カ月間の平均値を見るべきであるということが、よく言われています。さて、2月3日(金)に米国の1月の雇用統計が発表されました。市場予想(マーケットコンセンサス)と大きな差異がありました。数値が良い方にブレたのです。市場予想では、1月はオミクロン株の感染者数が爆発的に増えていたので、雇用者数の市場予想はマイナスとなっていました。しかし、50万人弱の増加でした。また、過月の数値も上方修正されました。
米国では、失業率が下がり、賃金も大幅に上昇していることが分かり、力強い景気回復が続いていることが明らかになりました。バイデン政権になってからの1年間で、新型コロナのせいで減っていた雇用者数がかなり増えました。バイデン政権は非常に上手く経済運営をしたと称賛されるべきです。しかし、悲しいかな、失業率が下がり賃金も上昇していることは、インフレ圧力を高めます。バイデン政権は支持率低下に喘いでいますが、インフレが一番支持率に響くので、インフレだけは避けたいところです。しかし、その願いはどうやら叶いそうもありません。たぶん、バイデン民主党は、中間選挙勝てないでしょう・・・。詳細は和訳全文をご覧ください。
以下に和訳全文を掲載します。
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