本日翻訳し紹介するのは The New Yorker の Web 版に 10 月 7 日に投稿された John Cassidy のコラムで、タイトルは”J. D. Vance and the Success Stories of Bidenomics “( J・D・バンスとバイデノミクスの成功譚)です。
John Cassidy はスタッフライターです。主として経済関連のコラムを多く書いています。スニペットは、”Many of Donald Trump’s economic promises have come to pass, including in the home town of his running mate—they’ve just been enacted by Democrats.”(ドナルド・トランプの経済公約の多くは、バンス副大統領候補の故郷を含む多くの地区で既に実現している。それは、民主党によってもたらされたものである。)となっていました。
さて、このコラムはバイデノミクスについてのものです。Cassidy は、バイデノミクスを非常に高く評価しているようです。ここでお断りしておきたいのですが、The New Yorker はどちらかというと共和党よりも民主党を支持しているようで、このコラムもバイデンの政策を高く評価しています。Cassidy の書くコラムは概ね民主党寄りですので、トランプ支持者や共和党支持者の方は読んでもつまらないかもしれませんので、あしからず。
このコラムを訳して分かったのは、バイデノミクスはアメリカ経済を大きく成長させたということです。まあ、それは褒められることで、賞賛されるべきなのは理解できます。ですが、それなのにバイデンの民主党の支持率が上がらないのは不思議だという意見には同意しかねます。バイデノミクスで経済は大きく成長したが、その一方でインフレ率が無茶苦茶上がりました。過去の選挙を紐解けば、ほとんどの有権者はインフレを最も忌み嫌うということは分かるはずです。そのインフレ率がずっと高止まりしていたんですから、支持率なんか上がるはずありません。バイデノミクスの功を褒めるよりも、インフレ対策が不十分だったことを責めるべきです。「そういうとこやぞ」というべきです。
話がそれましたが、以下に和訳全文を掲載します。詳細は和訳全文をご覧ください。
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