本日翻訳し紹介するのは The New Yorker の Web 版に 12 月 23 日に投稿された John Cassidy のコラアムでタイトルは、”The Lonely Skepticism of a Bull-Market Skeptic”(株式市場が盛り上がる中で懐疑的な弱気派は減りつつある)です。
Cassidy はスタッフライターです。経済関連の記事を多く書いています。スニペットは、”Investors’ enthusiasm for A.I. has converted some longtime Wall Street bears into optimists. Jeremy Grantham is still waiting for the bubble to pop.”( AI 対する投資家の熱狂により、ウォール街の長年の弱気派の一部が楽観主義者に変わった。ジェレミー・グランサムはバブルがはじけるのをまだ待っている)となっています。
さて、ダウもナスダックもS&P500も高値をつけています。AI 関連テクノロジーに対する期待でテック関連企業の株価が上昇していましたが、トランプ大統領選勝利も株価を押し上げています。大型減税と規制緩和を市場は折り込んでいるようです。
さて、この熱狂はいつまで続くでしょうか?誰にもわかりません。弱気派がまだ一定数いて、彼らは今の株価は理論的に説明がつかないとして警鐘を鳴らしています。それで、直ぐに株価の暴落があれば、彼らはヒーローです。しかし、株価がさらに上昇した場合は、能無し扱いされます。新型コロナ後、株式市場は上昇を続けていますから、そんな能無しが資産運用担当であったなら成績は悲惨なものでしょう。ですから、市場にそうした悲観論者はほとんど残っていません。
市場参加者は皆いけいけどんどんです。いつかはバブルは弾けるでしょう。膨らみが大きければ大きいほど、弾けた場合の混乱は大きくなるでしょう。では、個人投資家はどうすれば良いのか。いろいろ考えられます。投資資金のポートフォリオを見直して現金を厚くする人がいるでしょう。逆に行けるとこまで行くぜっと勇敢に賭けに出てさらに株式のウェイトを高める者もいるでしょう。
私はどうするか?株式はそのままにします。元々、私は持ち株の評価をする際に、時価総額の半分くらいで計算しているのです。売るとなれば利益の約 20% が税金でもっていかれるし、たまたま今儲かっていても半分くらいに減ってしまうこともあると考えています。ただし、信用取引のやり方を少し用心深くします。大量には持ち越さない。レバレッジをかけ過ぎない。等々です。今年は一度暴落局面で信用売りでがっぽり儲けましたが、その半分を次の月に同じポジションで攻めて失いました。個人投資家は大怪我はできるだけ避けることが重要だと認識しました。
では、以下に和訳全文を掲載します。詳細は和訳全文をご覧ください。
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