知ってた? AI は莫大に電力を消費する!AI の普及が排出量ネットゼロの達成を危うくする!

 本日翻訳し紹介するのは The New Yorker の Web 版に 3 月 8 日に投稿された Elizabeth Kolbert のコラムでタイトルは、” The Obscene Energy Demands of A.I. ”(AI の多大なエネルギー消費)となっています。

 スニペットは、” How can the world reach net zero if it keeps inventing new ways to consume energy?  ”(新たにエネルギー消費の激しい技術が開発され続けた場合、排出量ネットゼロの達成は見通せなくなる?)となっていました。

 さて、私はあまり認識していなかったのですが、AI は電力を大量に消費するようです。もし google が生成 AI を搭載すると、それだけで電力消費量は爆発的に増えます。増加分は、クロアチアが消費する電力と同じ規模だそうです。実は、暗号通貨(暗号資産?)のマイニングでも膨大な電力が消費されます。新たなテクノロジーが生みだされるのは良いのですが、いずれも電力をたくさん使用するとなると、ネットゼロ(排出量の正味ゼロ化)の達成が見通せなくなります。

 AI が膨大に電力を消費するからといって悪者にすべきではありません。AI は既にかなり普及しており、無くなったら困ります。電力消費とそれに伴う温室効果ガス排出を問題にするなら、責任を負うべき者は 1 つしかありません。それは、電力を一番消費している国です。その国は昨年も数多くの旧式の石炭火力発電プラントを作り、福島第一原子力発電所の処理水の6.5 倍のトリチウムを排出しています。それなりの経済規模の国になったのだから、応分の責任を果たすべきだと思いますが、そんなつもりはサラサラ無いように見えます。

 では、以下に和訳全文を掲載します。詳細は和訳全文をご覧ください。