本日翻訳し紹介するのはthe New YorkerのWeb版にのみ掲載のコラムで、タイトルは”The 2022 Economy Looks Strong, but Beware the Known Unknowns”(2022年経済通しは明るい。しかし、”知らないことさえ知らないこと”があるのではないか?)です。
1月3日(日本時間1月4日)に投稿されたコラムです。John Cassidyによる投稿です。彼はスタッフライターで経済、政治等をカバーしていて、内容も面白いものが多いです。1月7日にはアメリカでは雇用統計の発表がありますが、おそらく1月10日くらいにまでに彼はそれに対してコラムを投稿すると思います。それも訳して投稿したいと思います。
サブタイトルは、”COVID and policy changes could radically affect growth, inflation, and the midterm elections.”(新型コロナと政策変更が経済成長率、インフレ率、中間選挙の結果に大きく影響を及ぼす可能性もある。)です。2022年の経済見通しに対するコラムでした。
2022年のアメリカの経済見通しですが、ほとんどのエコノミストは楽観視しています。概ね3.5〜4.0%と推測しています。2010年以降で最も高い水準となると見られています。しかし、このコラムのキャシディーは概ねその予測は正しいだろうとしつつも、リスクが皆無ではないと警鐘を鳴らしています。たしかに、オミクロン株はリスクとして十分に織り込まれていると思いますが、次の変異株が発生するリスクはゼロではありません。それが凶暴なウイルスである可能性もゼロではありません。頭の片隅にリスクがあることを認識しておいて、いつでも逃げられるようにしておくべきなのかもしれません。
まあ、市場全体が楽観的になった時にこそ、相場格言を思い出すべきかもしれません。「万人が万人ながら強気なら、たわけになりて米を売るべし。」という格言があります。それにしたがって、みんなが株を買っている時にこそ、売るべきなのかもしれません。それとも「相場のことは相場にきけ」という格言にしたがって、強気の市場であれば、それに乗っかって目一杯リスクを取るべきなのかもしれません。いずれにしても素人には相場なんて読めるわけがないと思います。ですので、投資は自己判断で!米国の経済見通しと、そこに隠れているリスクについては、和訳全文をお読み下さい。
では、以下に和訳全文を掲載します。
- 1
- 2