尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領ってどう?韓国における憂慮すべき民主主義の衰退!

 本日翻訳して紹介するのは、the New Yorker Web版に9月30日に投稿された E. Tammy Kim によるコメントです。タイトルは、”The Worrying Democratic Erosions in South Korea”(韓国における憂慮すべき民主主義の衰退)です。

 E. Tammy Kim の記事は、しばしばThe New Yorkerに載っています。記事の範囲は、労働問題からカルチャーまで幅広いです。元々は弁護士だったようです。今日翻訳したコメントは、韓国の尹大統領に関するものでした。

 尹大統領というと、日本人の私からすると良い大統領に思えます。しかし、それはあくまで前任の文大統領と比較したら良く思えるだけなのかもしれません。文大統領は日本からすると与し易い人物ではありませんでした。というか、無茶苦茶な人物でした。

 しかし、尹大統領も決して褒められる人物ではないようです。日本ではなぜかあまり報道されていないようですが、尹大統領の政治姿勢は、かなり独裁主義的、権威主義的なようです。今、韓国は1970〜80年代の軍事政権時代のような抑圧された状況になりつつあるようです。そのことを、もっと日本の報道機関は報じた方が良いと思います。なんで報道しないんですかね。尹大統領が日本にとって都合が良いからですかね?

 ひょっとすると、今回訳したコメントにあるような尹大統領が独裁主義的であるという指摘が間違っているのかもしれません。何せ、韓国の各報道機関は政治的には中立ではなく、それぞれ色がついていますから。リベラル寄りな報道機関は保守政党の国民の力出身の尹大統領にはとにかく攻撃的です。このコメントを書いた人もそういう立場なのかもしれません。

 さて、話がそれてしまいましたが、以下に和訳全文を掲載します。詳細は和訳全文をご覧下さい。