オイルショックの再来となるのか?トランプが安易に始めた戦争が世界経済に与える影響は?

トランプ大統領が安易に始めたイラン戦争を引き金に原油・LNG 価格が急騰し、世界経済が揺らいでいる。ホルムズ海峡封鎖や湾岸諸国のインフラ攻撃で供給網は混乱している。景気後退のリスクが急速に高まる可能性があるのか。エネルギー業界のコンサルタントの意見等を参考にこの戦争の影響度を推し量る。

本日紹介するのは、 スタッフライターの John Cassidy によるコラムで、タイトルは” How Trump’s Iran War Could Torch the Global Economy “(トランプのイラン戦争が世界経済に及ぼす影響)となっています。スニペットは、” A conflict that was supposed to be brief has sent oil prices soaring and raised the risk of a worldwide recession. “(短期間で終わるはずだった紛争が、原油価格の高騰を招き、世界的な景気後退のリスクを高めた)となっていました。

イラン戦争の世界経済に与える影響についてのコラムでした。私が翻訳してみて感じたのは、結局のところこの戦争が世界経済に与える影響は大きいのか、長引くのかということは誰にもわからないということです。そいうのは戦争が早々に終結するのか、それとも長引いてしまうのかは誰にもわからないからです。どうしてわからないかというと、イランの戦闘能力が読めないからです。イランは歴史ある大国で侮れないという人もいます。トランプがその部分を読み違えた可能性もあります。いやいやイランの大して戦闘力は高くなく、まもなくトランプ・ネタニヤフに屈服するかもしれません。

現時点で明らかなのは、イラン軍が侮れない存在で長期にわたって戦闘継続できる場合は世界経済は悲惨な状況になるということです。そうなると私の株式中心のポートフォリオを組んでいる金融資産は大きく目減りしそうです。まあ、こんな時に一番やってはいけないことは、売ることです。株は安値で買って高値で売るが原則です。利益が出ているうちに売る人が多いですが、その道で成功しようと思うなら、原則から外れないようにすべきと考えます。しかし、下がった時に売るのは間違っていると主張するのは証券会社の人とかですので、売りたい人は売ったら良いと思います。彼らの言うとおりにしていても勝てるわけではありませんね。

話が逸れましたが、以下に要約を記した後、和訳全文を掲載します。要約をお読みいただき、興味を持った方は和訳全文にも目を通していただけると幸いです。

要約

中東紛争の激化とエネルギー価格の急騰

  • イランがカタール巨大LNG施設を攻撃し、LNG価格が1日で30%上昇。
  • 原油価格もブレントが70ドル台から120ドル近くに急騰。
  • 攻撃が続けば150〜200ドルに達する可能性を指摘。

トランプ政権の誤算と中東依存の現実

  • ホワイトハウスはエネルギー供給の多様化を強調していたが、中東情勢の影響は依然大きい。
  • 石油市場は世界市場であり、供給混乱は米国にも直撃。
  • 欧州・アジアの輸入依存国の影響はさらに深刻。

ホルムズ海峡封鎖による物流崩壊

  • 保険会社がリスクを理由に引き受けを停止、タンカーが滞留。
  • 産油国の貯蔵施設は満杯となり、油井停止・封じ込めが発生。
  • 推定900万バレル/日が市場から消失。

経済への広範な影響

  • ガソリン価格は全米平均で4ドルに上昇し、5ドル到達の可能性。
  • 航空運賃、プラスチック、肥料など物価全体に波及。
  • 株式市場も軟調で、景気後退リスクが増大。

楽観シナリオと不安材料

  • 戦争が早期終結し価格が正常化すれば被害は限定的。
  • しかし、保険再開やサプライチェーン復旧には数ヶ月以上必要。
  • 戦争の拡大とトランプの不可測な行動が最大の不安要素。

以上、要約でした。以下に和訳全文を掲載します。詳細は和訳全文をお読みください。