本日翻訳し紹介するのは The New Yorker の Web 版に 1 月 20 日掲載された Brady Brickner-Wood のコラムで、タイトルは” The Forecast Wars on Weather Twitter ”( Twitter の天気予報は玉石混交)となっています。
Brady Brickner-Wood はスタッフライターではありませんが、AI 等に関するコラムを結構な頻度で投稿しています。スニペットは、” Traditional meteorologists speak in potentialities and probabilities. A new type of social-media influencer takes a different approach, exaggerating possibilities and fomenting hype in the lead-up to a big storm.”(伝統的な気象学者は可能性と確率について語る。しかし、ソーシャルメディアで活躍する新しいタイプのインフルエンサーは、異なるアプローチを取り、可能性を誇張し、大嵐の発生直前に誇大宣伝を行う。)となっています。
さて、今回翻訳したコラムの要点は下のとおりとなります。要約の後に、和訳全文を掲載します。
要約
1. 問題提起:SNS が天気予報を変えてしまった
- 伝統的な気象学者は「確率・可能性」で語る。
- 一方、SNS の気象インフルエンサーは誇張的で断言調。
- その結果、同じ嵐でも「見る情報源」によって受け取る予測が異なる。
2. 気象インフルエンサーの特徴
- SNS で注目を集めるために“ドラマチック”な予測を好む。
- 可能性が極めて低い事象でも、確度が高いかのように発信する例が多い。
- 生データの無説明投稿や、誤解を招く天気図の使用も見られる。
- 行動指針( AMS )に反することもしばしば。
2-1. BAM Weather などの影響力
- 多数の天気図やモデルをSNSで投稿し、拡散力が高い。
- しかし単一のモデル図を示すことで誤解を生む危険がある。
- 他のインフルエンサーとの“予報バトル”を引き起こすこともある。
3. 予報対立の構造:スポーツ予想との類似
- スポーツも膨大なデータがあるが、結果予測は不確実。
- 天気予報も同様に不確実だが、人々は“断定”を求める傾向。
- SNS の予報は、ヒーローと敗者を生み出す「物語」として消費される。
4. 期待・恐怖・興奮に訴える予報
- 南部の住民は雪への期待が強く、“降る可能性”に感情が揺さぶられる。
- 扇情的な予測(例:“木が爆発する”可能性)で炎上するケースも。
- 有名YouTuberも派手なグラフィックや煽るタイトルで注目を集める。
5. 結果:誰が当たり、誰が外れたか
- 嵐後、BAM は当たったと称賛され、フォロワーの信頼を獲得。
- 対抗するインフルエンサー(例:Mitch West)は外れを認めざるを得なかった。
- しかし“予想の当たり外れ”に過度にこだわる文化自体が問題。
6. まとめ:天気を語ることと、実際に経験することのあいだ
- 予想に没頭する文化は、期待・失望・対立を生む。
- 最後にインフルエンサーWestが語った一言が象徴的: 「語っているだけでは飽きる。実際に経験したくなる時が来る」
- SNS時代の天気予報の“本質”を示した言葉として締められている。
以上、要約でした。
以下に和訳全文を掲載します。
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