アメリカ 債務上限引き上げ問題!引き上げなければ債務不履行?でも、結局は合意するんでしょ!

 本日翻訳して紹介するのは、the New Yorker Web版に5月23日に掲載された John Cassidy によるコラムで、タイトルは”What Is Biden’s Endgame in the Debt-Ceiling Standoff?”(バイデン大統領は、債務上限問題を解決できるのか?)です。

 John Cassidy はスタッフライターです。アメリカの政治・経済についての記事を主に書いています。このコラムは、5月23日(日本時間24日)に投稿されたものです。本日(5月28日)時点では合意がなされています。6月1日までに合意がなされないと大変なことになりそうでしたが、そうした自体はギリギリで回避されたようです。

 さて、このコラムが書かれた時点では、合意が見通せない状況でした。ですので、バイデン政権は合意がなされない場合に備えて、他の選択肢も検討していました。憲法修正第14条を発動するということも検討していたようです。これは悪手であり、あくまで合意できるように最善の努力をすべきだというのがこのコラムの主旨でした。

 さて、このコラムでは、6月1日を“X-Date”と表現していました。その日は、それまでに合意がなされないとすべての債務を果たせなくなるリミットでした。私は、「Xデー」と訳してみました。色々と調べてみたのですが、実は、英語では日本語の「Xデー」に該当する表現は無いのです。「Xデー」は日本語でした。また、“X-Date”という英語は、このコラムでは使われていますが、他で使われているのを見たことがありません。おそらく、一般的な表現ではないと思われます。

 話がそれましたが、以下に和訳全文を掲載します。詳細は和訳全文をご覧ください。