本日翻訳して紹介するのは、the New Yorker のWeb版にのみ掲載のコラムです。スタッフライターのJohn Cassidyによって5月24日投稿、タイトルは、”What Is the Fall in the Stock Market Telling Us?”(株式相場の下落は何を示唆しているのか?)です。
スニペットは、”Investors are fearful of a recession, but the White House says the economy is resilient.”(投資家の多くは景気後退を恐れています。一方、ホワイトハウスは米国経済は力強く回復すると主張しています。)となっていました。
さて、先週末の時点でダウ平均株価は8週連続の下落となりました。これは約100年ぶりのことです。このことは何を意味しているのでしょうか?実体経済は既に悪化していてスタグフレーションに陥ってしまっているのでしょうか?
残念ながら、現時点では誰も正確に把握している人はいないのではないでしょうか。このブログは、5月27日(金)午後23時に書いていますが、ダウ平均株価は9週連続下落は避けられそうです。今週の頭の時点では、先週末に8週連続下落したことを受けて、かなり悲観的な予測をするエコノミストが多かったような気がします。しかし、ダウ平均株価が今週切り返しそうなことを受けて、今日あたりは株価は底を打ったと言うエコノミストもちらほら出てきました。
確かに、フィボナッチを引いてみても下値を支持しているように見えます。ひょっとすると、ここから上昇相場に入るかもしれません。まず、短期筋で運用するトレーダーが出動して、それに続いて長期で運用する投資家が出動する形になるのかもしれません。まあ、そんなに甘くないかもしれませんがね・・・。ただ、ハイテク株の多いナスダックはまだまだ下に行くと私は思います。何せ、新型コロナのパンデミック発生後の上昇幅が大きく、今年に入って下落したといってもまだまだ高値圏にあるような気がしてならないのです。
結局、株式相場が底を打ったのか、まだまだ下値を追う展開なのかは誰も分からないと思います。John Cassidyが投稿したコラムを読んだ限りではまだまだ楽観的になるには早いような気がしました。
では、詳細は和訳全文を御覧ください。以下に和訳全文を掲載します。
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