本日翻訳して紹介するのは、the New Yorker のWeb版に10月8日に投稿された Ruth Margalit によるコラムです。タイトルは、”When Massacre Came to a Music Festival in Israel”(イスラエルの音楽祭で大虐殺が発生)です。
Ruth Margalit は、かつてThe new yorker誌の編集スタッフでした。現在は、在テルアビブでthe New York Times Magazineに記事を寄稿したりしています。
テルアビブは大変なことになっています。10月7日(土)にはハマスが国境を超えて攻撃を仕掛け、ノヴァ(NOVA)音楽祭も標的になりました。イスラエル側の死者は数百人規模になっています(どんどん増えているので数の特定ができません)。連れ去られ、人質となっている人も数百人いるようです。
イスラエルが激しく報復しています。イスラエルは、おそらく、殺された数の10倍は殺すでしょう。英語で言うと、”Israel May Decimate Hamas”です。ここでのdecimateは、滅ぼすという意味ですが、10人に1人の割合で殺すという意味もあります。イスラエルは、今までもそうでしたし、それが正しいと思っています。人口の少ない(9百万ちょっと)国ですから、人的損失はとにかく避けたいのです。だから、これまで、1人でも殺されたら、その10倍は殺し返すというのを相手に知らしめてきました。それが最も有効な抑止策でした。今度もそうすると思います。きっちり、殺られた10倍は殺るはずです。
こんなことを書くとイスラエルは悪い国だと思う人がいるかも知れません。どうなのでしょう?現状では、攻撃されたら、報復しなければどうしようもありません。そうしなければ、国が滅びるだけです。では、パレスチナ側が100%悪いのか?元々、住んでいた土地を奪われたと思っているわけで、それはあながち間違いではないわけで、土地を奪い返したいし(無理だと思うのだが)、過去にイスラエル側より多くの死人を出している。攻撃したい気持ちを持つのも分からなくはない。
私の意見はどちらに与するものではありません。無理だと思うのですが、できるだけ争いはしてほしくないと思います。また、原油価格が上がるんでしょうね。また、保有している株が溶けてしまうのかと思うと切ないです。
では、以下に和訳全文を掲載します。詳細は和訳全文をご覧下さい。
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