本日翻訳し紹介するのはthe New Yorker のOctober 19, 2020 Issueの記事。題は”Why Facebook Can’t Fix Itself”(Facebookはポリシーを変ないのは何故?)です。トランプ氏等の人種差別的発言に対しアカウント凍結等の措置が取られなかったことを批判しています。
この記事は、スタッフライターのandrew marantzによる記事です。昨年(2020年)10月19日の誌面載ったものです。トランプは大統領選のキャンペーン真っ只中でした。彼はFacebookをフル活用していました。人種差別的な投稿を何度も繰り返していました。「メキシコ人は来るな!」とか本当に酷いものでした。しかし、どんなに人種差別的な言動をしてもFacebookのトランプのアカウントは凍結されませんでした。
Facebook社は、当初は言論統制は自由を侵害するので、出来るだけ検閲のような行為はしたくないと主張していました。しかし、Facebook社が凍結しなかった本当の理由は、そんなことではありませんでした。トランプには沢山のフォロワーがいたので、閉鎖すると経済的損失が大きいということが本当の理由だったのです。ですので、同様に英国の白人至上主義者でイスラム教徒排斥主義者であるトミー・ロビンソンのアカウントも凍結されませんでした。トミー・ロビンソンに心酔してワゴン車でイスラム教徒を引き殺した人物(ダレン・オズボーン)が出ました。アカウントを閉鎖してたら死なずに済んだ命もあったかと思うと、Facebook社の責任は非常に大きいと思いました。
では、以下に和訳全文を掲載します。