中国悲報!ウイグル問題を国連報告書は「人道に対する罪」と指摘するも、ジェノサイドとは認定せず!嘘でしょ?

 本日翻訳して紹介するのは、Web版にのみ掲載のIsaac ChotinerによるQ. & A.コーナーです。タイトルは”Why Hasn’t the U.N. Accused China of Genocide in Xinjiang?”(なぜ国連は新疆でのジェノサイドが行われているとして中国を非難しないのか?)です。

 Isaac Chotinerはスタッフライターです。Q&Aコーナーというのが時々Web版に現れるのですが、その時々の話題になっていることについて、識者に質問をするコーナーなのですが、もっぱら担当するのは、Isaac Chotinerです。特に得意分野があるわけではなく、政治、経済等さまざまな話題に対応しています。今回は、国連人権高等弁務官のミシェル・バチェレがウイグル問題に関する報告書を8月31日に公表した件について、9月13日にIsaac Chotinerが、識者に話を聞いた形となっています。相手は、ニコラス・ベクリンというエール大学ロースクールの客員研究員です。人権団体アムネスティの東アジア地域の責任者をしていたことがあるようです。

 さて、国連の報告書には、ウイグルでは人道に対する犯罪が行われているとの記載があります。ウイグル問題で国連関連組織がそのような表現を使ったことは画期的です。しかし、ジェノサイド(genoside)という表現は使われていません。これは、非常に残念なことです。どうして?と批判する人権団体のメンバーも多いようです。

 国連は、ウイグル族を見殺しにするのか?国連は中国の圧力に屈してしまって、表現を抑制的にしたのか?ベクリンによれば、理由はジェノサイドと認定するには情報が少なすぎるということだそうです。また、ジェノサイド条約というものがあって、ジェノサイドとはどいったものかという定義がされているのですが、ジェノサイドと認定される行為は非常に幅が狭いようで、なかなかジェノサイドと認定するのは難しいようです。私なんかは、新疆ウイグル自治区の案件がジェノサイドでなかったら、何が該当するんですか?と思うのですが・・・

 詳細は和訳全文をお読みください。では、以下に和訳全文を掲載します。