中国悲報!ウイグル問題を国連報告書は「人道に対する罪」と指摘するも、ジェノサイドとは認定せず!嘘でしょ?

Q.11

この報告書は、発表されるまでかなり時間を要しました。バチェレは、1年近く前にこの報告書を受け取っていたのですが、「中国に行ってから仕上げたい」と言ったと聞いています。発表が遅れたのは、彼女が中国から戻ってくるまで報告を待ったからなのでしょうか?そうではなく、国連の内部で政治的な駆け引きがあって遅れたのでしょうか?

A.私には分かりません。国連の関係者に聞いた話では、バチェレは報告書の発表に前向きではなかった可能性があるようです。彼女は退任する直前のタイミングで報告書を発表しました。それは、故意にそうしたのであって、おそらく非難されるのを避けたかったのでしょう。いかにも官僚的な行動です。(バチェレはThe New Yorker誌に「この報告書は国連の関連部署のスタッフの関与があって出来上がったものです。私は自分の任務が切れる前に報告書を出すと約束し、その通りに実行しました。」と語っていました。)重要なのは、彼女が報告書を発表して直ぐ退任したことは、報告書の権威を傷つけたのか、それとも向上させたのかという点です。報告書を出さないとか、あるいはデタラメな報告書を出したのであれば、高等弁務官事務所の権威は大いに失墜したでしょう。同時に、正確な報告書を出すことは、中国と対立することを意味するので、中国の反発や報復を招きかねず、同事務所の地位と業務遂行能力にダメージがもたらされる可能性もありました。彼女は、そうした2つのリスクがある中で、バランスを取って最善の結果を残そうと考えたのでしょう。私は彼女のやり方が必ずしも素晴らしいものだとは思いません。しかしながら、新疆ウイグル自治区で起きている犯罪の重大性についての客観的で権威のある報告書が日の目を見ることとなり、その点で私はほっとしています。♦

以上