本日翻訳し紹介するのはthe New Yorker のAugust 23, 2021 Issueに掲載の記事です。タイトルは”A Fight to Expose the Hidden Human Costs of Incarceration”（外からは見えない刑務所内の悲惨な状況を暴くための戦い）です。
サブタイトルは”The law professor Andrea Armstrong is documenting the loss of life inside jails and prisons in Louisiana, the state with the highest in-custody mortality rate.”（法律学者のアンドレア・アームストロングは、ルイジアナ州の刑務所内での亡くなった者を調査し記録しています。ルイジアナ州は、刑務所内での死亡率が全米で最も高い州です）。Eyal Pressによる寄稿記事です。8月23日号に載っていました。アメリカの刑務所内では沢山人が亡くなるそうです。原因は自殺や暴行（他の囚人や看守からの）です。
たまにアメリカの小説を読んでいると、刑務所内の描写が出てきますが、ドラッグが流通していたり、隠れて携帯を保持しているというような描写が出てきます。フィクションだと思っていたのですが、この記事を読んだらひょっとして実際にあり得ることかもしれないと思いました。何の小説か忘れましたが、刑務所では暴動が起こるたびに、女性刑務官が多人数にレイプされるとか（囚人からするとやり放題とか）、ちょっと色白の若い男が牢屋に入れられると、多人数によっておもちゃにされてしまうとかいう描写も見たことがあります。この記事を読んだら、実際にそういった状態に近い刑務所もアメリカにはあるのだろうと推測しました。それは悲しいことだと思います。アメリカでも日本でも、刑務所の環境が改善されることを望みます。また、私のような無能な人間が今までそういうところに入らずに生きてこれたのは、家族や学校の先生や周りの方のおかげだと感謝しております。
詳細は和訳全文をお読みください。以下に掲載します。