本日翻訳し紹介するのは、the New Yorker の web版にのみ掲載のHua Hsuの記事です。題は”The Audacity and Greed of the Super League”(スーパーリーグ構想に垣間見える強欲と傲慢さ)です。バルサやアーセナル等の金満チームによる独自リーグ構想に関する記事です。
サッカーの話ですので興味のある方だけお読みください。
4月18日(日)にヨーロッパサッカー界の12のメガクラブがスーパーリーグ設立で合意したとの発表がありました。しかしその後、ファンや関係者などの激しい批判にさらられたので、参加予定であった各クラブが離脱を表明し、早くも暗礁に乗り上げています。12のメガクラブは自分たちのことしか考えていないとか、強欲だとの批判を浴びていました。
でも12の金満クラブ側にも言い分はあると思います。というのは、金満クラブは自前で大きなスタジアムを持っていたり、一流選手をそろえていますので年俸総額も非常に高額です。ところが、コロナでイングランドプレミアリーグなどは無観客試合をしてますから、去年と今年は膨大な赤字になっていました。そんな状況下で、スーパーリーグ構想ではJPモルガンが60億ドルを投資し各クラブにも巨額が分配される計画だったのですから、クラブのオーナーの立場なら参加したくなっても致し方ないと思いました。
また、私は思うのですが、現在のヨローッパチャンピオンズリーグの開催方式が優れているとは思えないのです。人気チームのレアル・マドリードとマンチェスター・ユナイテッドの対戦は2003年以降一度もないのです。30年に1度有るか無いかです。もっと見たいと思います。ですので、たとえスーパーリーグ構想がとん挫しても、別の形で改革が必要だと思いました。
では、以下に和訳全文を掲載します。
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