本日翻訳し紹介するのは The New Yorker の Web 版に 6 月 27 日に投稿された Bill McKibben のコラムでタイトルは” California Is Showing How a Big State Can Power Itself Without Fossil Fuels “です。
タイトルを翻訳すると、「カリフォルニア州は、化石燃料なしで電力を自給できる方法を示している。」くらいでしょうか。コラムを書いた Bill McKibben は多くの記事を投稿しています。スニペットは、” For part of almost every day this spring, the state produced more electricity than it needed from renewable sources. “(この春、ほぼ毎日、カリフォルニア州は再生可能エネルギーだけで必要電力をまかなえた。)となっていました。
さて、この記事はカリフォルニア州が今年の春に数日間のみとはいえ再生可能エネルギーのみで電力需要をまかなえたことに言及したものです。カリフォルニア州の経済規模は世界第5位に相当するわけで、同州が電力需要を再生可能エネルギーでまかなったということは、いずれ国レベルでそれを達成する国が登場するのも遠くないことを暗示しています。これは間違いなく明るい未来を暗示するニュースです。
たしかに、このコラムを読むと明るい未来を信じたくなります。しかし、カリフォルニア州は再生可能エネルギーに対する助成金のバラマキで有名で、真似できるところは他にはほとんど無いはずです。しかも、上の偉業が達成されたのは春の数日のみでしかないのです。春って一番空調代がかからない時期です。夏の暑い時期、あるいは冬の厳冬期等のエアコンをバンバン使う時期の電力需要を再生可能エネルギーのみでまかなったわけではないのです。だから、カリフォルニア州の偉業は、再生可能エネルギーのみで全ての電力をまかなうというのが目標だとしたら、ほんの始まりでしかないのです。いや、始まってすらいないと言うべきまもしれません。
話がそれてしまいましたが、詳細は和訳全文をお読みください。いかに和訳全文を掲載します。