認識誤り?トランプはマッキンリーの関税政策を賞賛しているが、結果は悲惨だったぞ!!

 本日翻訳し紹介するのは The New Yorker の Web 版に 3 月 17 日投稿のスタッフライター John Cassidy のコラムでタイトルは”Even Donald Trump’s Historical Role Model Had Second Thoughts About Tariffs”です。

 タイトルを訳すと「ドナルド・トランプが見本とする人物でさえ関税政策を変えざるを得なかった」くらいでしょうか。スニペットは、”President William McKinley was a steadfast protectionist—until a depression and a G.O.P. wipeout.”ウィリアム・マッキンリー大統領は、大不況と共和党の選挙大敗を受け、固執していた関税政策を捨てた)となっています。

 さて、トランプ大統領は依然として関税政策を撤回する気配を見せていません。選挙時に公約に掲げたことを実行しようとしています。掲げた公約を必死に実行するというのは、良いことです。しかし、彼の関税に関するに認識には誤りがあります。スタートの認識が誤っているから、実行したとしても良い結果など出るわけがないのです。

 トランプは 19 世紀末に大統領を務めたマッキンリーとその関税政策を賞賛しています。誰が誰を尊敬慕って問題ありません。しかし、彼がマッキンリーを賞賛する際に主張している内容には誤りがあります。認識が間違っています。

 19 世紀末にマッキンリー関税法案が可決されました。当時はトリプル・レッドでした。共和党は大統領を輩出し上下院で支配権を確立していました。それで、保護主義的な内容の関税法案が成立となりました。トランプはマッキンリーがアメリカ経済を偉大にしたと賞賛しています。しかし、ここが全く事実ではないのです。トランプが認識を誤っているのか、認識しているのに嘘をいっているのか、いずれであるかは分かりません。おろらく、正しく認識していないような気がします。

 マッキンリー関税法案に関してトランプは3つの事実を認識すべきです。それは、マッキンリー関税法案署名 1 カ月後の中間選挙で共和党が大敗北したこと。その後、深刻な不況に陥ったこと。最終的には、マッキンリーが関税政策を捨てたことです。トランプには関税政策が不況をもたらすこと、有権者の受けが良くないことを認識した方が良いでしょう。でも、そんなことは起こりえないでしょう。彼自身は次の選挙は無いわけですから、支持率が下がったって全く無問題だからです。

 話がそれましたが、以下に和訳全文を掲載します。詳細は和訳全文をご覧ください。