本日翻訳して紹介するのは、Web版にのみ掲載のDaniel Fordによるコラムです。タイトルは、”How Safe Are Nuclear Power Plants?”(原子力発電所って安全なの?)です。Daniel Fordが当誌に寄稿するのはそれほど多くありません。今回、初めて読んでみました。
スニペットは、”A new history reveals that federal regulators consistently assured Americans that the risks of a massive accident were “vanishingly small”—even when they knew they had insufficient evidence to prove it.”(連邦政府の規制当局は、一貫して、原子力発電所の重大な事故のリスクは「限りなく小さい」という主張を続けてきました。しかし、規制当局は、それを裏付ける十分な証拠が無いことを認識していました。)となっていました。
原子力発電所の安全性に関するコラムでした。Fordは、原子力発電所の安全性はそれほど根拠のあるものではないと指摘しています。過去の原子力発電の運転実績と事故の発生頻度を分析すると、もうそろそろ5大事故級の事故が起こる頃だそうです。5大事故というのは、スリーマイル島、チェルノブイリ、福島の3つの原子炉を合わせた5つのことです。
原子力発電所に反対する人にとって福音もあります。それは、今後はほとんど原子力発電所は新設されないと予測されているということです。規制が厳しくなっていますので、事業者がそれを作っても経済的に合わなくなりつつあるからです。とはいえ、稼働中の原発がすぐに全て無くなるわけではありませんので、引き続き事故の起こらないようにしてもらいたいと思わずにはいられません。
では、以下に和訳全文を掲載します。詳細は、わやく全文をご覧ください。