本日翻訳して紹介するのは、the New Yorker のJuly 11 & 18, 2022 Issueに掲載の記事です。Yiyun Li(イーユン・リー)寄稿。タイトルは”In the Beforetime”。beforetimeは、新型コロナが発生する前のことです。その時期にあった辛いことが記されています。
本日、訳したのはYiyun Li(イーユン・リー)の文章です。短い文章でしたが、結構、難しかったです。イーユン・リーは翻訳されたものも多いので、日本でもファンが多いのではないでしょうか。私はまだ彼女の作品を読んだことがありませんでした。ちょっと、彼女の作品を読んでみたくなったので、さっそく、楽天で「黄金の少年、エメラルドの少女(河出文庫)」を注文してみました。
彼女は、鬱病を患い自殺未遂、入院を繰り返し経験した経験があるようです。彼女は、作品、インタビュー、エッセイ等で、度々孤独について触れているようです。本日、訳した文章は、2017年のとある週の出来事について記したものでした。当時、彼女はプリンストン(ニュージャージー州)に住んでいたのですが、その週はロンドンに行ったり、アマースト(マサチューセッツ州)に出かけたりしたのです。悲しいかな、その週に彼女のご子息は自死したのです。
私の和訳では、オリジナルの英文の持つ悲しさが上手く伝わっていないと思います。英文についてある程度の見識のある方は、リンク先を辿っていただいてオリジナルの英文に触れていただきたいと思います。
では、以下に和訳全文を掲載します。
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