本日翻訳し紹介するのは The New Yorker の Web 版に 10 月 4 日に投稿された Rachel Monroe の寄稿でタイトルは” It Could All Depend on Arizona “(すべてはアリゾナ州次第)です。スイングステートの 1 つのアリゾナ州の状況をレポートしています。
Rachel Monroe は、スタッフライターではありませんが、テキサス州をはじめとした中西部に関する記事を多く投稿しています。スニペットは、” One of the country’s most idiosyncratic electorates could determine control of the Presidency and the Senate. “(この国で最も特異な州の選挙結果が大統領と上院の支配権を決定する可能性がある)となっています。
さて、アリゾナ州ですが、前回 2020 年大統領選では全州で最も接戦で、 49.4% 対 49.1% でバイデンが勝利しています。今回も接戦が予想されます。アリゾナ州は、大統領選当日に上院の補選と 2 件(
移民と妊娠中絶に関するもの)も行われる。投票用紙が 4 枚もあるわけで、それで関心が高まって投票率が高く可能性がある。しかし、面倒くさいと考えて忌避する者が増え投票率が下がる可能性も指摘されている。
直近で伝えられているところでは、トランプが勝ちそうな雰囲気です。が、事前予想が当たらないことも多いわけで、どっちに転ぶかは蓋を開けないと分からない状況だと思います。アメリカでも以前は選挙で最後に大事なのは” ground battle (地上戦)”だと言われていました。日本で言う「ドブ板選挙」というやつです。地味な戸別訪問です。今回訳したコラムでも支持者が自分の信念を他の有権者に伝えるべく個別訪問をやっています。伝道師ですね。私はやったことがないですが、他人の家を回って伝道したいほど信じられる何かがあるって素晴らしいことだと思います。
ところで、今回の大統領選では共和党の選挙コンサルタントが上手く SNS を活用しているようです。これまでとの選挙戦とは違うようです。このあたりに関する記事が掲載されたら訳して紹介したいと思います。
では、以下に和訳全文を掲載します。詳細は和訳全文をご覧ください。