本日翻訳して紹介するのは、the New Yorker のWeb版にのみ4月25日に掲載されたコラムで、タイトルは、”Joe Biden’s 2024 Opening Argument: It’s Me or the Abyss”(ジョー・バイデンの2024年大統領選出馬宣言 : 私を選ぶか、大変な目に合うか?)です。
John Cassidyによるコラムで、スニペットは、”The President’s calling card—as a Trump-slayer, and an upholder of normality and sanity—remains his biggest advantage.”(バイデン大統領は、トランプの再選を阻止し、アメリカの平和と正義を守るという大義名分を掲げて、大統領選を戦うつもりです。)となっています。Cassidyは、この雑誌で最も頻繁にコラムを寄稿しています。
さて、このコラムは日本時間でいうと今日(4月26日)に投稿されたものです。バイデン大統領が来年の大統領選への再出馬を表明したことに関してのコラムでした。このコラムの要旨は次の通りです。
- バイデン大統領が2024年の大統領選への再出馬を表明
- 選挙戦では、トランプ再選を防ぐ必要があることを訴える戦略を採用
(1対1のタイマン形式の選挙においては、有権者は政策とかで判断するのではなく、両候補を比較して悪くない方を選ぶ傾向が強いことが分かっているため) - バイデンの支持率はそれほど高くない
(とはいえ、オバマ、レーガンの大統領1期目とそれほど違わないので問題ない) - バイデンの支持率が低い原因は高いインフレ率にある
(実際には、バイデンの手腕は高く、民主党内をまとめ上げるリーダーシップを発揮し、矢継ぎ早の新型コロナ対策を決定、実施し、先進国の中でアメリカ経済は最も早く新型コロナの影響を排した) - 民主党内には対トランプという戦いを考慮すると、バイデン以外に相応しい候補者はいない
- 共和党の大統領選候補がトランプでない場合、民主党は選挙戦の方針見直しが必要となる
(現時点では、トランプが候補に選ばれる可能性が非常に高そうである)
以上が要旨でした。
では、以下に和訳全文を掲載します。詳細は和訳全文をご覧下さい。
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