本日翻訳し紹介するのはthe New Yorker のOctober 25, 2021 Issueに掲載のコメントです。タイトルは”Stanford Takes on the Techlash”(スタンフォード大学のテックラッシュに対する対応)です。テックラッシュとは、テック企業に対する反発のことです。
スタッフライターのAndrew Marantzによる記事です。氏はIT関連の記事を沢山書いています。さて、このコラムでは、”techlash“テックラッシュという語が重要です。それは、technologyと backlash(反発)の合成語でグーグル、アップル、アマゾン等の米国巨大IT企業に対する米国や世界の反発を意味するデジタル分野の新語です。また、”Big Tech”(ビッグ・テック)という語も重要です。世界で支配的影響力を持つIT企業群の通称(一般的にはアメリカのAlphabet(Google)、Apple、Meta(Facebook)、Amazon、Microsoftの5社)です。
このコメントの趣旨は、次の通りです。スタンフォード大学で学んだ者の中には起業する者が沢山いる。ヒューレットパッカードやグーグル等が該当する(なんとスタンフォード大学出身者が起業した企業を全て合わせた経済規模は世界で10位の国と同規模!)。特にIT関連のスタートアップ企業を興す者が多い。IT関連企業は世間に与える影響が非常に大きいが、その影響力の大きさに相応しい高い倫理観を備えているかは甚だ疑問がある。そこで、リーシュ教授らが学部生向けに倫理に関する講座を開講した。ディベート中心で考えさせる内容で評判も良かった。
詳細は、和訳全文をご覧ください。では、以下に和訳全文を掲載します。
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