The Woman Behind Japan’s Rightward Shift
日本の右傾化を支える女性
How Sanae Takaichi, the country’s first female Prime Minister, won big in last weekend’s election.
初の女性首相、高市早苗が先週末の選挙でいかにして大勝利を収めたのか。
By Isaac Chotiner February 9, 2026
By Isaac ChotinerFebruary 9, 2026
導入
昨年 10 月に高市早苗( Sanae Takaichi )は、戦後日本の大半を統治してきた保守政党である自由民主党の党首に選出され、首相に就任した。そして、先月には総選挙で信を問うべく衆議院を解散し、日曜日( 2 月 8 日)には圧倒的勝利をおさめ、衆議院の議席の大多数を確保した。これにより、軍事費増額、積極財政、対中強硬路線、そしてより厳格な移民政策の推進するための大きな権限を手にした。高市には自身が頻繁に言及するマーガレット・サッチャー( Margaret Thatcher )と類似する点が多い。高市も日本初の女性首相であり、男性優位の政治体制の中で活躍している。彼女は既にトランプ大統領から強力な支持を得ている。彼は、彼女に中国への強硬な姿勢を維持するよう圧力をかける可能性が高い。
先日、ハーバード大学で日本の近現代史を専門とするアンドリュー・ゴードン( Andrew Gordon )教授と電話で話し合った。主として今回の選挙の意義についてである。そのやり取りを記す。なお、会話の内容は紙面のスペースの関係と分かりやすさを考慮して一部編集している。高市の圧勝が日本と中国の関係にどのような影響を与えるか、ここ数十年で日本の政治が右傾化してきた経緯、そして世界的なポピュリズムの台頭というより広範な文脈の中で今回の選挙がどのように位置づけられるかについて議論した。