本日翻訳して紹介するのは、the New Yorker のWeb版にのみ掲載のElizabeth Barberによる記事で、タイトルは、”The Endless Quest for a Better Mousetrap”(より良いネズミ捕り器の探求は果てしなく続く)となっています。
Elizabeth Barberはスタッフライターではありませんが、結構な頻度で記事を寄稿しています。スニペットは、”Inventors have been refining them for centuries. What are they trying to achieve?”(多くの発明家が何世紀にもわたってネズミ捕り器の改良を続けてきました。何が彼らを突き動かしてきたのでしょうか?)となっています。
さて、この記事はネズミ捕り器の開発の数奇な歴史について記されたものです。とはいえ、現在巷で流通しているネズミ捕り器は、既に100年前にほぼほぼ存在していたわけで、特に特殊な技術が詰め込まれているわけでもありません。赤外線カメラを搭載して、AI搭載で自動でネズミを追尾するようなものが開発されても良いわけですが、そんなものを開発しようとしている者が1人もいません。何故か?それは、ネズミの捕獲のためにそんな高価なものを開発しても売れるわけがないからです。
また、そもそも、ネズミが疫病をもたらすとして忌み嫌われているわけですが、本当にそうなのでしょうか?たぶん、ネズミはいつも人間の近くにいます。現在でもそうで、都会でもそこかしこにいます。おそらく、駆除してもしなくても疫病の蔓延には無関係なのではないでしょうか。ネズミがサルモレラやライム病のウイルスを媒介するとして忌み嫌われるのは、ネズミ捕り器を製造販売するメーカーのマーケティング戦略に人々が踊らされた結果なのではないでしょうか。というのは、冗談で、この記事は半分冗談のような記事ですので、軽い気持ちで読んでいただけたらと思います。
では、以下に和訳全文を掲載します。詳細は和訳全文をご覧ください。