本日翻訳して紹介するのは、the New Yorker のWeb版にのみ掲載のコラムで、バイデンの7月4日独立記念日の演説に関するものです。彼は「コロナからの独立宣言も近い」と宣しました。コロナと戦いつつ、トランプがもたらした分断の修復にも取組んでいます。取組みはまだ緒に就いたばかりですが上手くいってほしいものです。
スタッフライターのLouis Menandによって7月4日に記されたものです。タイトルは、”This July 4th, Can We De-Adapt from the Pandemic and Trump at the Same Time?”(今年も7月4日独立記念日が来ました。アメリカは、パンデミックとトランプの2つの呪縛から上手く逃れることが出来ているのでしょうか?)です。サブタイトルは、”Although 2021 is only half over, it has brought about two major restart moments—one in politics and the other in public health.”(2021年はまだ半分しか終わっていませが、この半年で重要な仕切り直しが2つありました。1つは政治に関して、もう1つは公衆衛生に関してでした。)となっています。
バイデン大統領は1月20日に就任しました。5カ月ほど経過したわけですが、まだ、彼の政策や実行力を判断するのは時期尚早ですが、概ね評判は高いようです。コロナ対策はワクチン接種が進み上手くいっているようですし、株価も堅調です。彼は、コロナ対応と、トランプ前大統領がもたらした政治的分断の修復という2つの課題に取り組んでいます。後者の方が難易度が高く、取組む期間も長くなりそうです。これまでのところ、非常に困難な仕事に必死に取組んでいるように見えます。演説の内容はホワイトハウスのホームページに上がっているので閲覧可能です。素晴らしい名文です。
では、以下に和訳全文を掲載します。
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