ブースターショット(新型コロナワクチンの3回目接種)がもたらすメリットって正しく認識できてますか?

 本日翻訳し紹介するのはthe New Yorker のWeb版にのみ掲載のコーナーです。Q. & A.というコーナーです。このコーナーでは、スタッフライターによって経済政治や時事問題について専門家にインタビューが為されます。今回はHelen Rosnerがワクチンの3回目接種について専門家に意見を聞いています。

 タイトルは”What COVID Booster Shots Can and Can’t Do”(ワクチンのブースターショットでできることとできないこと)です。サブタイトルは、”The epidemiologist Céline Gounder discusses Pfizer boosters and the latest science on additional doses.”(疫学者のセリーヌ・ガウンダーに、ファイザー社のワクチンの追加接種に関して医学的見地から話を聞く)です。スタッフライターのHelen Rosnerが新型コロナのブースターショット(3回目接種)についてワクチン専門家Céline Gounderにインタビューを敢行したものです。

 Gounder女史によれば、3回目接種を受けるメリットがあるのは、3つのグループということです。それは、高齢者、免疫力の弱い者、長期介護施設に入っている者です。他の者は、2回接種を受けたことがある人であればそれほどメリットは無いということです。というのは、たしかに時間の経過とともにワクチン接種で得られた免疫力は低下しますが、免疫細胞が体内に出来ておりそれは長期に渡って有効だからです。だから、3回目接種に回すほどワクチンがあるなら、未接種の人にワクチン接種をした方が効果は高いとのことです。

 まあ、でもワクチンに対してはいろいろな意見が巷にあふれていますが、冷静になって考えることが必要です。新型コロナワクチンを接種しても感染する(ブレークスルー感染)ことがありますが、想定済みのことですよね。他のワクチンでもブレークスルー感染が起こることは珍しくありませんが、接種していれば体内でウイルスが増殖するのを防ぐ可能性が高く、非常に有用なのです。残念ながら私はワクチンとかに関して大した知識を持っていないのですが、出来るだけ正しい知識を増やしたいと考えています。

 では、以下に和訳全文を掲載します。おそらく、サブスクライバー以外はリンク先の英文を読めないと思いますので、和訳全文の後に英文全文(そのまま)を掲載します。