どれだけ働けば良いのか?長時間労働がアメリカでも問題に!アメリカでは低所得者で過労死する者が多い。

 本日翻訳して紹介するのは、the New Yorker の January 18, 2021 Issueに掲載の記事です。アメリカでも日本同様に労働者は仕事に全てを捧げることを求められます。しかし、捧げたら必ず報われるというわけでもないのです。今の働き方を続けるのは無理だから、変えましょうということが書かれています。

 スタッフライターのJill Leporeによる記事です。題名は、”What’s Wrong with the Way We Work”(こんな働き方をいつまで続けるのか?)です。サブタイトルは、”Americans are told to give their all—time, labor, and passion—to their jobs. But do their jobs give enough back?”(アメリカの労働者は仕事に全てを捧げることを求められます。仕事に時間も労力も熱意も捧げなければならないのです。しかし、そうしたからといって、報われることがあるのでしょうか?)となっています。アメリカでは長時間労働が問題になっています。この記事に記されていたのですが、現在のアメリカは過労死(death by overwork)という言葉を生み出した国(日本)よりも週間労働時間が長いのです。

 題名やサブタイトルを見ると、アメリカの長労働時間の惨状が延々と記述されているのかと思いましたが、ちょっと違いました。アメリカの建国の頃から、産業革命や大工業化時代を経て、労働時間がどのように増減したかという歴史的考察が多いです。また、筆者は女性ですから、女性が主として行っている家事は労働であり、対価が払われるか男性ももっと家事を負担するべきであるという主張もありました。 
 詳細は和訳全文をお読みください。

 では、以下に和訳全文を掲載します。