ChatGPTって何?今さら人に聞くのはちょっと・・・大丈夫!この記事を読めば大体のことは分かる!

 本日翻訳して紹介するのはthe New Yorker のWeb版にのみ掲載された2月9日の記事です。タイトルは、”ChatGPT Is a Blurry JPEG of the Web”(ChatGPTは、ウェブ上のすべてのテキストをJPEG形式でぼやけた形で保存したようなものです)となっています。

 Ted Chiang (テッド・チャン)による寄稿記事です。氏は、IT関連の記事を数本寄稿しています。この記事は、最近話題になっているCharGPTについて記したものでした。マイクロソフトが自社の検索エンジンBingにChatGPTを組み込んだ新バージョンを発表しました。それで、同社の株価は爆上がりしました。対照的にGoogleは追随するように会話型AIサービスBardを発表しましたが、不具合があるのではないかとして株価が結構(1日で8%、他の要因もあった)下がりました。そんなニュースがあったのですが、恥ずかしながら私はChatGPTって何だか良く知りませんでした。いや、というか全く知りませんでした。でも、それは決して恥ずかしいことではありません。私は平日はジムでサウナに入って帰宅したあとで毎日のように22時から東京MXテレビでストックボイスというプログラムを見ているのですが、火から金曜日にMCを務めている渡辺一実氏もあまり詳しくないと言っていましたから。

 ところで、私はGoogleには非常にお世話になっていますので、同社のBardがとんでもない文章を生成した例が報じられて評判を落とした件について言及したいと思います。Bardはウェッブ宇宙望遠鏡のことを質問されて、ちょっとだけ誤った回答を示したので評価を下げました。しかし、評価が下がったのは、Googleが大企業であるがゆえのことで、誤った回答をしたといっても大したミスでは無かったわけです。むしろ、概ね問題ない回答をしたとして称賛されるレベルですし、小さな企業だったら構築したAIが大きなやらかしをしても、大して叩かれることも無かったでしょう。そもそもAIには得手と不得手がありますし、現時点では全然完璧なものではないのです。おそらく、AIに詳しい人でしたら、AIの仕組みを熟知していますから、AIに意地悪な質問をしてとんでもない回答をさせることが可能だと思います。おそらく、AIが完璧なものになるまでは(そんな日は私が死ぬまでには来ないと思いますが)、AIに途方もなく大きく誤った回答をさせて、それを晒してアクセス数を稼いで飯の種にする人は居なくならないでしょう。

 私は、ChatGPTのことは、この記事を訳してみたら大体分かりました。ですので、和訳を読んでいただければ、全く知識のない人でもおぼろげながらChatGPTとは何ぞやということが分かるのではないかと思います。

 では、以下に和訳全文を掲載します。詳細は和訳全文をご覧ください。