マスク率いる DOGE が公務員を粛清中!アメリカの公務員は本当に怠惰なの?仕事中に泡風呂に入るって本当?

 本日翻訳し紹介するのは The New Yorker の Web 版に 3 月 15 日に投稿されたリード記事( LEDE )で Charlie Tyson によるものです。タイトルは” The Long Nap of the Lazy Bureaucrat “(怠惰な官僚の長い昼寝)となっています。

 スニペットは、” The stereotype of the unmotivated official, which has fuelled Donald Trump and Elon Musk’s assault on government workers, has existed for as long as bureaucracy itself. “(ドナルド・トランプとイーロン・マスクは連邦政府職員を攻撃している。やる気のない役人というステレオタイプは、官僚制度が生まれて以来、常に存在している)となっていました。Charlie Tyson はエッセイスト、評論家として幅広く執筆活動を行っています。様々な雑誌に寄稿しており、著作も多く数カ国語に翻訳されていますが、邦訳はされていません。労働に関する知識が深いようです。

 さて、ドナルド・トランプとイーロン・マスクは DOGE (政府効率化省)を立ち上げ、官僚を粛清しています。官僚はオフィスにも来ず、惰眠を貪っていると非難しています。その主張が事実であるならば、彼らのやっていることは称賛されるべきだと思います。だけど、どうなんでしょう。アメリカは日本よりも公務員が少ないのです(人口比率で)。それなら、そんなに怠惰な人ばかりではないような気がします(なお、国別の公務員比率についてはさまざまな統計があります。計算方法によって全く異なった結果となります。こちらを今回は参考としました。日本のお役所が出す数値は公務員数を過少に見せようとする嫌いがあるような気がします)。

 歴史上、どこの国でも何かあると官僚とか役人は攻撃されやすいのです。因果な商売です。まあ、でも何もなければ平穏な職業です。退職させられた公務員はかわいそうですが、自分に非が無いのであれば次の職を得てそこで頑張るしかありません。非があったのなら、今まで惰眠を貪りつつ給料をもらっていたことをラッキーと考え、再びラッキーが訪れることを祈って頑張るしかないでしょう。まあ、公務員でなくても、雇用される者にとっては同じことで何であれ頑張るしかないわでですが、残念なことに報われないときもあるんですよ。

 でも、アメリカの公務員はそれほど深刻に考える必要はないのです。公務員粛清の嵐は長くても4年も続かないわけです。3 年半もすればトランプはいなくなりますからね。そもそも、通常、選挙で選ばれる職にある者は公務員を大量解雇するなんてことは出来ないんです。大票田ですから。だけど、トランプは再選出馬は出来ないわけで好き勝手していると。ただ、残念なのは彼はたぶん良かれと思ってやっているわけで、任期中は粛清の嵐が止むことはないでしょう。でも、中国よりはマシだと思えば良いのです。あそこでは、とことん追いつめられるから。ケツの毛まで毟られる。逮捕拘禁とかされないのだから、中国に生まれんで良かったぁと喜ぶべきなのです。

 では、以下に和訳全文を掲載します。詳細は和訳全文をご覧ください。