本日翻訳して紹介するのは、the New Yorker のWeb版に掲載のJessica Winterのコラムで、タイトルは”The Miseducation of Maria Montessori”(モンテッソーリ教育は考案者の理想とは違うものになった?)です。Winterは編集員で家族とか医療の記事を書いています。
5月3日(火)に投稿されたコラムです。モンテソーリ教育に関するものでした。モンテッソーリ教育は、マリア・モンテッソーリが考案した教育理念で、それなりに優れています。しかしながら、考案したマリア・モンテッソーリの理念からはいくぶんと遠くなってしまったということが書かれています。
どういうことかというと、モンテッソーリ教育はたしかに素晴らしいものではあるのですが、アメリカでは高額化と白人化が進んでしまったんです。マリア・モンテッソーリが、モンテッソーリ教育を始めたのは、障害がある子どもが入所している施設や貧困が激しい地区に自ら作った幼稚園でした。ですので、元々、お金持ちのみを対象にしたものではかなかったのです。
では、なぜ高額化してしまったのでしょうか?それもマリア・モンテッソーリに原因があるのです。彼女は大学に勤めたりしていましたが、教育のみで生計を立てていこうと志しました。その際に、モンテッソーリは、教育をする教師への研修や免許発行等をでお金を徴収する仕組みを構築し独占的に行えるようにしたのです。また、テキストや教具等のパテントや著作権管理を厳格するようにしたのです。それで、安定的に稼げるようになったのです。しかし、それから一世紀近く経過し、モンテッソーリ教育は庶民では手の届かないものになってしまったのです。
ということで、詳細は和訳全文をご覧ください。少し難しい英文でしたので誤訳が多いかもしれませんので、悪しからず。