アメリカ社会で静かに進行する「老人支配」。増え続ける高齢有権者と政治家、若者軽視の政策、拡大する世代間格差。それは本当に「年齢の問題」なのか、それとも「富と権力」の問題なのか。New Yorker 掲載コラムをもとに、現代社会の核心にある世代対立とその複雑な実態を読み解く。いや、日本の高齢化の方がもっと悲惨なんだが?
本日翻訳して紹介するのは、Joshua Rothman によるコラムです。New Yorker の web 版に 6 月 12 日に投稿されたものです。タイトルは、” Are Americans Too Old? “(アメリカ人は高齢化しすぎているのか?)となっていました。Rothman はスタッフライターで、Open Question という社会問題を斬るコーナーを担当しています。スニペットは、” In “Gerontocracy in America,” the historian Samuel Moyn argues that the central conflict of our era is between the young and the elderly. “(歴史家のサミュエル・モイン教授は著書『アメリカにおける老人支配』の中で、現代における中心的な対立は若者と高齢者の間のものであると主張している)となっています。
さて、アメリカでは高齢化が進行し問題として認識されはじめているようです。気づくの早いな!2026 年時点のアメリカの年齢中央値(全人口を年齢順に並べた際の真ん中の年齢)は 38.7 歳で、50.2 歳の日本より 10 歳以上も若いのに。アメリカで問題だったら、もう日本は終わってるんじゃないかと思ったりします。ちなみに韓国 46.2 歳、中国 40.2 歳です。ちなみに 10 年後の推計では日本 53 歳、韓国 51 歳、中国 45 歳、アメリカ 40 歳です。これが 20 年後には韓国 56.2 歳、日本 54 歳、アメリカ 41.3 歳、中国 40 歳です(出典は AI 。正しいかどうかは知らん)。韓国が日本より高齢になっていますが、これは出生率が世界で一番低い影響でしょう(少子化が問題視されている日本の出生率 1.15% より韓国は低い 0.80% )。あれっ、よく見ると中国がアメリカに抜かれています。中国の出生率も1.0程度と低いわけで、これは中国の膨大な数の老人が割と早めに死ぬことの影響と推測します。
高齢化社会の到来は世界各国で問題となっています。ますます深刻化していくでしょう。といっても特に有効な対策があるわけではありません。今回翻訳したコラムを読んで思ったのは、アメリカ社会の問題ではあるのだが、日本にも当てはまることがあるということです。面と向かって老人と若者が対立する場面があるわけではないのですが、社会の仕組み(高齢者が作り上げた)上、高齢者が有利で若年者が割を食うことが多いようです。年老いた私としては、若い世代に迷惑をかけないようにしたいと思います。自分が生まれか頃は親の世代が生まれた頃よりの良い時代だったと思っているので、同様に若い世代に良い世界残せればよいなと思います。まあ、個人でできることなんて何もないわけですが。
さて、話がそれましたので以下に要約を記します。その下に和訳全文を掲載します。要約を見て興味を持たれたかたは和訳全文をお読みください。