中国は本当にアメリカを追い抜くのか。AI 、EV 、ロボット、半導体、バイオテクノロジーで急成長する中国と、揺らぐアメリカ主導の国際秩序を New Yorker の長編コラムから読み解く。技術覇権競争の最前線と、その裏側にある監視社会、人口危機、自由と統制のジレンマまで徹底解説。
本日翻訳して紹介するのは、Evan Osnos によるコラムです。New Yorker の August 10, 2026, issue に掲載されたものです。タイトルは、” The Future, Made in China “(未来は中国製)となっていました。Osnos はスタッフライターで、中国関連の記事を書いています。中国に住んでいると思っていましたが、今はアメリカにいるようです。スニペットは、” Beijing is competing with the U.S. for tech supremacy. Who wins will have huge political implications.”(北京は技術覇権をめぐってアメリカと競い合っている。どちらが勝つかは、政治的に非常に大きな意味を持つだろう)となっていました。
この記事を読んで知ったのは、中国が、太陽光発電、EV 、ロボット、半導体に続いて AI でも世界の覇権を握る可能性があるということです。その実現性を高めているのは、トランプ大統領です。ただ、中国経済って本当によくわからないところがあります。これは有名なことですが、どんなに景気が悪かろうが、中国が発表する GDP 成長率はいつでも約 5% です。それ発表する意味あるのか?と思います。とにかく、中国では表向きと実態は著しい差があるのです。
今回翻訳した記事でも、自動でロボットが EV を製造する工場が出てくるのですが、見学者がいる時には工場内で機能的にロボットが稼働して EV 完成車が自動ではき出されるのですが、実はその工場は見学者がいない時にはいつも調整中となっていて実演のために膨大な時間の調整作業が発生しているようなのです。
なので、中国は凄いなと考えて中国企業の株で運用する投信を買うとかはしない方が良いと思います。ポートフォリオの一部とするのは良いでしょうが、全ベットするのは止めた方が良いと思います。というか、今は S&P 連動のコストの安い奴が良いと思いますね。個人的な意見ですが、何かにベットしないと相場上昇の恩恵にはあずかれないですからね。アメリカの個別株はボラティリティ高いですから、指数連動に限ります。私のように個別株に行くと、それの価値が一晩で 20% も目減りしたりします。逆もあるわけですが、夜ほとんど寝れていないです。
さて、話がそれましたが、以下に要約を掲載した後に和訳全文を掲載します。要約を読まれて興味を持たれた方はぜひ和訳全文もお読みください。
要約
- 中国はAI・EV・ロボティクス・バイオテクノロジーを国家戦略として推進し、米国との技術覇権争いを激化させている
- EVではBYDがテスラを追い抜く勢い
- AIでは低コスト高性能モデルが登場
- ロボット、自動化工場、再生可能エネルギーでも世界トップ級
- 中国の強みは国家主導の産業政策にある
- 長期計画と巨額投資を継続
- 人材育成、研究開発、製造能力を集中投入
- 臨床試験や新薬開発でも米国に迫る
- 一方で中国モデルには深刻な問題もある
- 顔認識やAI監視など統制技術が社会全体へ浸透
- 個人の自由よりも社会管理を優先
- テクノロジーが権力強化の手段として使われる側面がある
- 経済面でも陰りが見え始めている
- 不動産バブル崩壊の後遺症
- 若年失業率の上昇
- 将来不安の拡大
- 出生率低下と少子高齢化が深刻化
- アメリカにも問題がある
- 政治的分断が拡大
- 科学研究への投資縮小や人材流出が発生
- 中国封じ込め政策が結果的に中国の技術自立を後押しした面もある
- 筆者が最も懸念するのは「誰が勝つか」ではない
- AI競争が民主的統制を置き去りにしていること
- 米中ともに一部の政治・技術エリートへ権力が集中していること
- 未来を決める重要な議論から市民が排除されつつあること
- 結論
- 中国は急速に台頭しているが万能ではない
- アメリカも衰退を語るには早い
- 本当の争点は「どちらが勝つか」ではなく、「AI時代に人間の自由と尊厳をどう守るか」である。
以上、要約でした。
以下に和訳全文を掲載します。詳細は和訳全文をご覧ください。